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Linux arコマンド

Linux コマンド全書

Linux arコマンドは、保存ファイルの作成や修正、または保存ファイルからファイルの抽出に使用されます。

arを使用して、多くのファイルを1つの保存ファイルにまとめることができます。保存ファイル内では、すべてのメンバーファイルが元の属性と権限を保持します。

文法

ar[-dmpqrtx][cfosSuvV][a<メンバーファイル>][b<メンバーファイル>][i<メンバーファイル>][保存ファイル][メンバーファイル]

パラメータ

必要パラメータ

  • -d  保存ファイルのメンバーファイルを削除します。
  • -m  保存ファイル内のメンバーファイルの順序を変更します。
  • -p  保存ファイルのメンバーファイルの内容を表示します。
  • -q  保存ファイルの末尾にファイルを付加します。
  • -r  ファイルを挿入します。
  • -t  保存ファイルに含まれるファイルを表示します。
  • -x  保存ファイルからメンバーファイルを取り出します。

オプションパラメータ

  • a<メンバーファイル>  指定されたメンバーファイルの後にファイルを挿入します。
  • b<メンバーファイル>  指定されたメンバーファイルの前にファイルを挿入します。
  • c  保存ファイルの作成。
  • f  他システムのarコマンドに不適合になる長いファイル名を避けるために、このパラメータを使用して、保存ファイルに含める必要があるメンバーファイルの名前を切り取ることができます。
  • i<メンバーファイル> 指定されたメンバーファイルの前にファイルを挿入する。
  • o バックアップファイルのファイルの日付を保持する。
  • s バックアップファイルにオブジェクトモードが含まれている場合、このオプションを使用してバックアップファイルのシンボルテーブルを作成する。
  • S シンボルテーブルを生成しない。
  • u 日付が新しいファイルのみをバックアップファイルに挿入する。
  • v プログラムの実行時に詳細な情報を表示する。
  • V バージョン情報を表示する。

オンラインサンプル

パッケージ化されたファイル

[[email protected] ~]# ls   //現在のディレクトリのファイルを表示する   
a.c  b.c d.c  install.log  qte
anaconda-ks.cfg c.c デスクトップ 
[[email protected] ~]# ar rv one.bak a.c b.c //a.c b.c ファイルをパッケージ化する 
ar: one.bak が作成されています
a - a.c
a - b.c
[[email protected] ~]# 

複数のファイルをパッケージ化する

[[email protected] ~]# ar rv two.bak *.c  //ファイル名が .c で終わるファイルをパッケージ化する  
ar: two.bak が作成されています
a - a.c
a - b.c
a - c.c
a - d.c
[[email protected] ~]# 

パッケージ化されたファイルの内容を表示する

[[email protected] ~]# ar t two.bak    
a.c
b.c
c.c
d.c
[[email protected] ~]# 

パッケージ化されたファイルのメンバーファイルを削除する

[[email protected] ~]# ar d two.bak a.c b.c c.c  
[[email protected] ~]# ar t two.bak       
d.c

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